専攻科の校外臨床実習の紹介(動画有り)

専攻科の臨床実習の様子

 専攻科では、金曜日の午前に校外で「臨床実習」を実施しています。
 高齢者施設ではデイサービスに通う利用者さんを対象に、また企業では社員の方々に対してヘルスキーパーをイメージしたあん摩施術を行っています。

 初めてお会いする方とのコミュニケーションや、限られた時間・初めての場所での対応は、生徒にとって大きな学びです。普段、学校の「治療室」で身につけた技術を発揮しながら、施術パフォーマンスを披露していたと、引率者からの報告がありました。

 9月26日には浦添市の株式会社大玄ホームを訪問し、一人25分程度の施術を行いました。社長をはじめ社員の皆さまに大変喜んでいただけたようで、学校に戻ってきた生徒や職員の感想からも、良い手応えが伝わってきました。

 この日の校外臨床の様子は、夕方のOTVニュース番組でも紹介されました。動画は YouTube でご覧いただけます。

日々の実習について

 専攻科3年生は、毎日午後に臨床実習を担当しています。まだ免許を取得していないため、
 「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の教員の指導のもと、施術介助者として患者さんに関わります。診察・施術・コミュニケーションを通して技術と人間力を磨かせていただいています。

 今後とも「沖縄盲学校 治療室」へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

「3秒前の男【後編】」

この画像は、陸上競技場のフィニッシュラインの前で、レースを走り終えた男女が喜びの表情を見せている場面です。

 34キロ地点の関門をわずか2分前で通過し、タカシさんもこの辺りで合流する。
 最後の区間はペースダウンしながらも必死で走り続け、残り2キロあたりで制限時間まであと15分。
 そこからのラストスパート。
 坂道を下っていくと山下交差点突き当たり左折する。息はあがり心音がどんどん早くなる。奥武山公園の入り口を右折。ここからゲートまでの道がすごーく遠く感じた。
 最後のコーナーを息絶え絶えで曲がると、10秒カウントダウンシャウトが聞こえてくる。思考は真っ白、さらに加速、「足を動かせーー!!」伴走の根間さんとの左手のロープに力が入る。最終関門ゲートが見え5秒前でタカシさんが人間鎖をガードする体制に出たその時、再びセーラームーンが右手を前に引っ張る。「もう少しだよ頑張れー!!」制限時間3秒前「仲村さん抜けたよ!やったー!」根間さんの叫び声と共に花火が上がった。
 なんとも言えない感動が込み上げてやばかった。
 両手を膝上に置き、前傾姿勢で呼吸を整え落ち着いた時、名前も知らないセーラームーンの彼女の姿はもうなかった。「セーラームーン沢山の応援ありがとう。。」と心の中で呟いた。
 最後のトラックをゆっくり歩き、3人で手を繋ぎバンザイ青空を仰ぎながらフィニッシュ。
 ゴール後は伴走者とハグして喜びを分かち合い、感謝の気持ちでいっぱいに。
 タカシさんからメダルをかけてもらった。
 ふと振り返って、これまでのみんなの支えとか想いが詰まった重みを感じた。
 メダルは西陽に照らされ特別輝いて見えて目頭が熱くなる。

 「やったー完走したぞー!、」本当に実現した。

 「NAHAマラソン最高!!」

 感動をありがとう!

 第38回NAHAマラソン 完走記 「3秒前の男」

2019年度卒業生 仲村 康貴(ナカムラ ヤスタカ)

前のページに戻る 「3秒前の男【前編】」

「3秒前の男【前編】」

視覚障害のある男性ランナーと、その伴走者の女性が一緒に走っている様子を描いています。

 朝起きたら、左ふくらはぎがつりそう⬅️になった。この不安な気持ちを変えたくてベランダに出て「やったー完走したぞー!」と叫びマインドセットして気持ちを切り替える。
 昨日は、イメージトレーニングし過ぎで眠れなかった。
 今年の練習では、中々走力が上がらず最長でも22キロがやっとだった。
 天気は快晴で、気温24度と風が冷たくて絶好のマラソン日和。
 熱い一日になりそうだと胸は高まった。
 仲村チームは、伴走者の大城タカシさんとサブ伴走の根間さんと共に挑んだ。
 スタート地点の奥武山公園は2万人以上のランナーで賑わい、お祭りムードで、ワクワクした。

 今年のスターターは、コンビ結成20周年のガレッジセール。
 スタート後は人混みを避けつつペースを安定させ、7分から7分半のペースで順調だった。
 第一関門のハーフ地点を3時間で通過して、15分の余裕があった。そこから左ふくらはぎが痙攣し始めるトラブルに直面。それでも伴走者たちの励ましやサポートを受けながらペースを調整し、なんとか進み続けた。

 沿道の応援や会社のブースからの差し入れに励まされ、30キロを越えたところでタカシさんも足に痛みが出て根間さんに交代。
 根間さんが「あたしは後半が強いのよ!」と頼もしい言葉を僕に投げかける。
 「あっ、自分もそうだと思う!」という素振りを返した。
 本当は、分からない。
 「自分は、ここからだ本領発揮は!」そう思い込むようにした。
 しばらく進んでると途中で美少女戦士セーラームーンコスプレランナーの女性が登場!!
 彼女は「頑張ってくださーい!!」と太陽のような笑顔で私を励ましながら並走してくれてめ力をもらった。セーラームーンは、沿道の方からのビールや泡盛もお構いなし!縦横無尽に動き回り、遠藤の応援者たちと握手したり周りのランナーを全力で励ます姿は、愛に溢れたパワフルな美少女戦士だつた。

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同窓会のイメージソングを作ってみました

 福里が「テキスト作曲アプリ「Suno」というアプリで、同窓会のイメージを勝手に曲にしてみました。
 このSunoは文字で簡単に曲を製作できるアプリです。曲の雰囲気やキーワードを書くと、1分以内に曲ができます。

 まずは、歌詞は自分で書こうと思い、「絆」や「点字」「音」など盲学校と関係があるキーワードを使って、途中にはつらいこともある表現として「雨」を入れてみたりしました。「手で人を癒す」や「音を届ける」などと社会で活躍する仕事にも触れたつもりです。
 その歌詞をSunoに貼り付けて、曲のスタイルを「Mr.Children」ふうにと指示して作成を実行しました。ボーカルもAIが歌っています。

 今回は「ChatGPT」でイメージを作成したイラストも下に掲載しています。

中央で2人が握手をしているイラスト。上部に「キヅナでつながるストーリー」、下部に「2025 沖縄盲学校同窓会」。

 では下の【再生】ボタンを押して聞いてみてください。

 今のところ苦情は受け付ける予定はありませんので、作品そのものの評価はご勘弁ください。
 ただ、素人であってもこのように創作できる不思議な技術を扱え、そして十分楽しめることをお伝えしたかったのです。

 下にアプリのURLを掲載しています。それぞれを開いても捜査できますが、iPhone用のアプリをインストールすると手軽に利用できます。

Suno https://suno.com/

ChatGPT https://chatgpt.com/

沖縄盲学校同窓会のホームページを開設しました

はじめまして

 2025年9月28日に、沖縄盲学校同窓会のホームページを開設しました。

 今後、同窓生への常法発信や会活動への参加申し込みをこのホームページを中心に行っていきたいと考えています。

 みなさんに見ていただけるホームページを目指していきますので、是非ご愛読いただけたら幸いです。

 沖縄盲学校同窓会 事務局長 福里 実

 ホームページ: 沖縄盲学校同窓会 https://minnade.sakura.ne.jp/okimo-dousou

お願いがあります

 このサイトは、iPhone や Pc などから開くことができます。アクセシビリティの視点から誰にでも優しいデザインを目標にしていますが、まだまだ解決できない技術的な課題もありますので次のことにはご注意ください。

 1. スマートフォンのサファリには、アクセシビリティの1つとして、ページ内のメニューやサイドバーを非表示にして本文画面だけを開く「リーダー」という機能があります。それがオンになっていると音声ユーザーには本文のみが読み上げられて分かりやすいのですが、このサイトでは様々なページにジャンプするリンクが隠れてしまいます。「リーダーはオフに」お願いします。

 2. 弱視向けの文字サイズや行間隔、さらにハイコントラストについてまだ組み込めていません。インターネットを開く際に「ユーザー自身で表示を変更」してください。

サイトで掲載している内容

 このサイトの各メニュー項目について紹介します。

便利グッツ紹介

 iPhoneの走査法や、ネットに溢れている新商品、視覚障害者にとって使いやすいツールについて紹介していきたいと思います。

みんなの声と体験

 同窓生からお寄せいただいたエッセイや章節・最近感じたことなどを掲載していきたいと思います。

小耳ニュース

 卒業生の活躍や母校の行事、マスコミ報道、ネットで話題になっている視覚障害に関係する常法などを紹介していきます。

会誌を読む

 沖縄盲学校同窓会が発行しています「会誌」を掲載しています。
 最新版は2025年度の内容です。音声版もあります。

役員紹介

 2024年の総会で選出されました役員を掲載しています。

最近の投稿記事

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 また、会員への「総会・交流会参加」などの呼びかけはお知らせで行っていきます。
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